聴覚障害の聞き取りを補助する道具として補聴器や集音器、助聴器など、多くの補装具があります。
今話題になっている、みみ楽とフェミミは高性能集音器です。
補聴器と集音器の違いってわかりますか？
医療機器に認定されているものが補聴器で、認定されていないものは集音器や助聴器だと一般的に思われています。
しかし、補聴器が医療機器に認定されるにはメーカーはその申請をしなければなりません。
助聴器や集音器も比較的安価なももから高額なものまで様々です。
高度な難聴は医師の診察を受けることが必要ですが、軽度の難聴であれば市販の補聴器や集音器、助聴器を使ってみれば良いと思います。
安価な助聴器や集音器で事足りる場合も多いし、何十万円もする補聴器を使ったからといって快適だともいえません。
昔、集音器はオモチャと言われ、安くて粗悪な商品の代名詞でした。
しかし、みみ楽、フェミミ、ホワイトイヤーなど、高性能 集音器の出現でそのイメージは大きく変わりました。
これらの製品は「医療機器としての補聴器よりもよく聞こえる」との口コミから、急速に売り上げを伸ばしている商品です。
・雑音や衝撃音が煩い
・遠くの音が聞こえない
・騒音のなどで周りの音が聞きとれない
・テレビやラジオの音を小さくすると聞こえない
などでお困りの方は集音器を使ってみるといいですよ。
音が聞こえない不安を解消してくれる集音器は、難聴のお年寄りには欠かせない必需品です。
最近主人の祖父が耳が聞こえにくいというので、高性能の集音器に絞り込んで調べてみました。
最終的に残ったのはJVCケンウッドのみみ楽とパイオニアのフェミミでした。
どちらも高性能な集音器なので、その特徴や違いなどを調べてみました。
集音器選びの参考になさってください。
■ JVCケンウッド ボイスレシーバー みみ楽
JVC ケンウッド ボイスレシーバー 『みみ楽』 EH-A800
みみ楽は、周りの音を集音・増幅して聞き取りやすくなるようなっているので、日常会話やテレビの音声などをはっきり聴きたいと感じている方にオススメです。
イヤホンには、左右に集音マイクが内蔵してありますので、音の方向が分かりやすくなっています。
聞き取りにくい「か行」「さ行」「は行」などの高い音域の子音がクリアに聞こえる「子音はっきり回路」搭載して、聞こえ方に合わせて、強/弱の切り替えに対応しています。
また、食器のあたる音やドアが閉まる音、くしゃみなど、突然発生する大きな音から不快な雑音をおさえ、耳を守る「突然音キャンセル機能」を搭載しています。
ダイヤル調節で左右の音量バランスや音量調節が可能で、高い操作性で使い方もとても簡単です。
ハウリング低減と、耳にフィットして装着感がいいJVCケンウッド独自の「トップマウント構造」と球形ボディの「マイク内蔵イヤホン」を採用して、クリアな聞こえを保つイヤホンになっています。
さらに、イヤーピースは、流線形デザインと小さな音孔による、耳垢が詰まりにくい構造になっていて、サイズもXS/S/M/L/4つのタイプが揃っていますので、耳穴の大きさに合わせて選べます。
オススメポイントは
・くり返し使用回数約2,100回を実現
・単3形x2本を約4時間で充電可能
・電池の状態を約2秒で診断し、電池1本ごとの状態に適した充電を行う「電池クイック診断機能」付
・4タイプのイヤーピース付き
JVCケンウッドのみみ楽は、周りの音を集音、増幅して、周囲の音が聞き取りやすくなる高性能モデルです。
※ みみ楽 EH-A800は現在在庫がなくなっています。
■ パイオニア ステレオ集音器 フェミミ
音響メーカーの名門、パイオニアが開発した集音器がフェミミです。
人の声の周波数帯域だけを増幅して、会話を聞くことができます。
ステレオ音声なので、音の方向と距離感がつかみやすすく安心で、長時間の使用でも快適に使うことができます。
音量は本体上部のダイヤルで、左右バランスは付属のドライバーで簡単に調整ができます。
操作も簡単で、電源スイッチのオン/オフの切り替えだけです。
イヤホンのコード途中に付いている小型のステレオマイクは、音を拾う範囲が広く、自然な聞こえを実現しています。
本体にマイクが内蔵されているタイプとは異なるので、ポケットに入れても衣服と擦れる音はほとんど気になりません。
突然の大きな音には音量調整回路が働いて、大切な耳を保護してくれます。
日常会話が聞きずらい場合はもちろん、夜間のテレビ視聴など、大きな音を出せない時でもテレビのボリュームを上げ過ぎずに快適に視聴できます。
また、会議や講演など離れた所で話を聞く際にも、聞き取りやすいように音声帯域を増幅してくれます。
フェミミは、音響メーカーならではの高度な技術により、聞き疲れのしない自然な音で楽しむことができます。
・会話が聞きずらい
・テレビの音が聞き取れない
・大事な話を逃したくない
フェミミはこんな方にオススメです。
どちらにしようかと迷って、最終的に私たちが選んで祖父にプレゼントしたのは、JVCケンウッドのみみ楽でした。
みみ楽もフェミミも十分な機能を備えていて、甲乙つけがたいのですが、4種類のイヤーピースが付いているみみ太郎に決めました。
みみ楽とフェミミはどちらも日本製で、違いといえばみみ楽の方が高いことでしょうか。
使い始めて音が聞き取れて安心なのか、祖父が外出することも多くなりました。
とにかく使ってみないと合ってるのかどうかわからないのが集音器です。
最近では、集音器はお役所でも認められ始めていて、集音器に購入代金の補助が行われようになってきました。
受給条件は自治体によって異なりますので、詳しくは自治体の福祉課で尋ねてみるといいですよ。