日本人なら寒い季節になると恋しくなるのがぼたん鍋ではないでしょうか。
カナダではぼたん鍋を食べるとは聞きませんが、こちらはカナダ産のいのしし肩ロース肉になります。
シシ肉は、煮込めば煮込むほどに猪鍋の具と渾然一体となり、美味しい鍋になります。
イノシシ肉は、豚肉よりも獣特有のクセがあると思ってる方もいらっしゃるようですが、カナダ産のイノシシ肉は、恵まれた環境で丁寧に飼育されていますので、クセがなく、むしろ豚肉より食べやすいお肉です。
イノシシ肉は、イタリアなどのヨーロッパでは、主にジビエ料理として好まれてきた食肉で、肉にコクがあり、脂身に旨味がありますので、山の幸のキノコや、根菜類などと一緒に調理するのが一般的です。
イタリアなどでは、ラグーのパスタなど、ジビエの時期になるとよく食べられます。
肉や魚介類を細かく切って煮込んで作るソースのラグーですが、イノシシのスライス肉で手軽にラグーのミートソースが作れるのも魅力です。
寒い季節の日本ではやはりぼたん鍋でしょうか。
私のおススメはイノシシ肩ロース肉で作るぼたん鍋です。
イノシシ肉の肩ロースは、赤身の部分と脂身の部分のバランスが良く、肉の旨味、脂のコクとまろやかさなど、猪肉の美味しさをより堪能できる部位です。
こちらのお店ではイノシシ肉のさまざまな部位を販売していますので、料理に合わせて選べます。
ありそうで無かった、イノシシの挽肉もあります。
イタリア料理定番のイノシシのボロネーゼやぼたん鍋に欠かせないつみれなど、挽肉なら楽々作れちゃえますし、煮込み料理に最適です。
イノシシ肉は、ぼたん鍋やすき焼き、焼き肉だけでなく、イタリア料理にも使えるので、料理の幅が広がりますよ。